会長あいさつ

石﨑会長
 全国でラジオ体操に取り組まれている皆さまにおかれましては、日頃からラジオ体操へのご支援・ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 ラジオ体操は、当時の逓信省簡易保険局が1928年(昭和3年)に「国民保健体操」として制定し、2028年には100周年を迎えますが、「いつでも、どこでも、だれでも」を理念に、時代を超え、多くの皆さまから愛されてきました。最近では、健康や体づくりのための運動としてだけではなく、人々をつなぎ、心を豊かにする大切なコミュニケーション手段として見直されたり、企業の健康経営においても活用されています。

 一方、「少子化の進展」、「高齢化社会・人生100年時代の到来」、「ネット社会の進展・SNSの利用拡大」等、ラジオ体操に係る社会環境は大きく変化しています。ラジオ体操100年の伝統を守り、次の100年に向けてラジオ体操を更に発展させるため、全国ラジオ体操連盟におきましては、(株)かんぽ生命保険、NHK、一般財団法人簡易保険加入者協会をはじめ、全国の関係諸団体と連携し、社会環境の変化や社会のニーズに適切に対応しつつ、ラジオ体操をより多くの皆さまに丁寧にお届けしたいと考えております。

 ラジオ体操は「日本の文化」と言えるほど誰もが知る素晴らしい体操です。ラジオ体操を愛する多くの皆さまにおかれましては、時代が大きく変わる中でも、全ての世代が取り組める「国民保健体操」としてのラジオ体操を引き続き支えていただきますよう、ご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

NPO法人全国ラジオ体操連盟
会長 石﨑 朔子