子どものラジオ体操について
- 2010.08.29
Q)子どもにとってラジオ体操は、準備体操と整理体操、どちらに適しているのでしょうか?
A)
準備体操は、全身をくまなく刺激し縮んだ筋肉を伸ばし血行を促して、運動による障害の予防やこれから行う強度の高い運動(主運動)の効果を高めるための運動です。 一方、整理体操は、激しく使った筋肉に疲労がたまるのを防ぎ、その手入れをするために行う運動です。 ラジオ体操第一、第二はすべての筋肉を動かす運動なので、子どもたちには準備体操として行わせるのがいいと思われます。 また、例えば運動会の前後に、心の準備をするために行う、あるいは競技終了後に後片づけをする前の区切りとして行うなど、儀式的な行い方も大いに考えられるのではないでしょうか。 なお、みんなの体操は、末端に血液が行き届かなかったり筋肉が衰えたりすることへの予防策としてつくられたものなので、その心配のない発育期の子どもにはラジオ体操第一、第二をおすすめします。