【ラジオ体操を朝に行うのはなぜ?】

2025.01.06

Q)ラジオ体操はなぜ朝に行うのですか。

A)
「ラジオ体操は朝するもの」というイメージがありますが、これには理由があります。それは覚醒効果が得られるためです。目を覚ました直後は、神経の動きは鈍く、刺激に対する反応も遅く、筋肉と神経の協応動作もうまく行われません。血液も睡眠中は内臓に集中しています。少しでも早く神経の働きを活性化させ、また血液を筋肉や脳へバランスよく循環させることができれば、体全体が覚醒し、キビキビとした動きができるようになります。
その役目を担うのが朝の体操です。仮に朝起きてじっとしたままの状態で過ごすと、覚醒するまで3時間前後かかるといわれています。これでは、朝からの仕事や学業に支障をきたします。といっても、いきなりジョギングを行うと心臓にかなりの負担がかかってしまいます。一番適しているのが軽い体操、もしくは散歩です。その意味でもラジオ体操程度であれば、覚醒効果に有効です。
ただし、ラジオ体操そのものに、行う時間などの制約はありません。いつでもどこでも、気が向いたときに行ってください。