ラジオ体操の効用に関すること
- 2025.01.06
Q)座った状態でのラジオ体操は立った状態のラジオ体操と同じような効果を得ることができますか。
A)
座って行うラジオ体操は、立って行うラジオ体操に比べ、脚への負担が少ない分、脚の筋力を強くするなどの効果は得られません。しかし、全身への万遍ない運動の刺激で血液の流れを良くし、内臓への働きかけも活発にします。また、柔軟性が高まり、日々の生活や仕事での動作を楽に安全にしてくれます。
- 2025.01.06
Q)子供にとってラジオ体操は、準備体操と整理体操、どちらに適しているのでしょうか。
A)
準備体操は、全身をくまなく刺激し縮んだ筋肉を伸ばし血行を促して、運動による障害の予防やこれから行う強度の高い運動(主運動)の効果を高めるための運動です。 一方、整理体操は、激しく使った筋肉に疲労がたまるのを防ぎ、その手入れをするために行う運動です。ラジオ体操第1・第2はすべての筋肉を動かす運動なので、子供たちは準備体操として行うのが良いと思われます。
- 2025.01.06
Q)みんなの体操は、どのような方に効果があるのですか。
A)
みんなの体操は、全身を動かすことに配慮し、年とともに衰える部分を補うことを考えた構成となっています。全身の、特に委縮しがちな筋肉を伸展させ、リラックスしながら血行促進を図り、ストレスの解消にも効果があります。
- 2025.01.06
Q)ラジオ体操は健康上、どんな効果があるのでしょうか。
A)
ラジオ体操は、人間の体を万遍なく動かすために必要な運動を組み合わせて作られています。健康な人なら負荷も少なく、誰でも手軽にできる体操です。これを毎日続けることで、加齢や生活の偏りなどが主な原因となる体のきしみを取り除き、人間本来がもっている機能をもとの状態に戻し、維持する効果があります。
ラジオ体操会に毎日参加するようになった多くの人からは、風邪をひきにくくなったという話も聞きます。ほかにも血圧や血糖値が下がった、坐骨神経痛やギックリ腰の症状が軽くなったという声を聞きますが、ラジオ体操がこれらの症状を改善させたのではなく、ラジオ体操を継続することで体全体の血流がよくなり、筋肉に弾力性ができ、その結果、症状が緩和されたと考えるほうが正しいと思われます。つまりラジオ体操は、漢方薬のようにじわじわと体のなかに染み込み、もとの健全な状態に戻す働きをしたと考えられます。決して即効性があるものではありません。