理事長あいさつ
このたび、NPO法人全国ラジオ体操連盟の理事長を拝命いたしました鈴木大輔でございます。このような歴史のある連盟の理事長に就任することは身の引き締まる思いであります。これまでラジオ体操を築いてきて下さった多くの皆さまへの感謝と、ラジオ体操を未来へつなげていく強い覚悟を持って職責を全うしていきたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。
さて、96年前に誕生したラジオ体操は、「いつでも、どこでも、だれでも」を理念に、安心と優しさを持って、世代を超え多くの皆さまに親しまれてきました。「ラジオ体操は毎日の日課!」という方、「ちょっと久しぶりにやってみようかな」という方、そのどちらもラジオ体操の歴史を彩る大切なラジオ体操ファミリーだと考えています。
そして、多くの方々に親しみがあるこのラジオ体操。人生100年時代という新しい時代を迎えた今、その役割をさらに広げています。健康・体づくりのための運動としてだけでなく、人々をつなぎ、心を豊かにする大切なコミュニケーションの場として、多くの方に豊かな時間を届けています。
4年後には、いよいよラジオ体操がスタートし100周年という節目を迎えます。この歴史的な機会を、ただの記念日ではなく、新たな未来へのスタートにしたいと考えています。
私たちが目指すのは、「100年の伝統を守りつつ、さらに魅力あるラジオ体操へ」という想いです。様々な視点から、これまで積み重ねてきたラジオ体操の効果や魅力を評価し、社会のニーズに寄り添うラジオ体操を追求していきます。すべての世代が、どんな場面でも楽しめるラジオ体操を、より多くの方々に丁寧に届けていきたいと考えています。
そのためには、皆さまの力が必要です。ラジオ体操ファミリーの皆さまの温かい応援、ラジオ体操指導士の先生方の情熱、そして地域や職場、学校等でのきめ細かな実践が、次の100年を築く大きな原動力となります。ラジオ体操がこれからも、皆さまの人生に寄り添い、ぬくもりを感じられる体操であり続けられるよう「一人の100歩より、みんなの一歩」を合言葉に、ワンチームでラジオ体操を実践して参りましょう。私も全力で取り組んでいく所存です。引き続き、変わらぬご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
NPO法人全国ラジオ体操連盟
理事長 鈴木 大輔